30年で500万円?住宅のメンテナンス費用を抑えるポイントは?

こんにちは!

 

木造住宅を長持ちさせるために大切な、

『修繕・メンテナンスリフォームのポイント』

を前回の記事でお伝えしました。

 

結論としては、

定期的に点検をして、適切な時期に『修繕・メンテナンス』をしていくこと

なのですが、

当たり前のようで難しい!という声が聞こえてきそうですね~(^^;

 

点検の頻度やどこにリフォームを頼むか、など詳しくは前回の記事、

家を長持ちさせる『修繕・メンテナンス』のリフォーム!失敗しないポイントは?

をごらんください。

 

とはいえ、そこで問題になるのは・・

そう、やっぱり『コスト』ですよね!

 

そこで、

メンテナンスにかかる費用や

気になるコストを抑えるポイント、

今回はこんな内容でお送りします!

 

住宅のメンテナンス、何にどれくらいかかるの?

木造住宅でメンテナンスというと、どんな工事が必要でしょうか?

平均的な場合を見ていきたいと思います。

屋根

塗り替えがひつような材料(コロニアルなど)では築15年以内に再塗装で50万円、

築30年では全体的な葺き替えで100万円程度かかる

外壁

塗装がひつような材料(サイディングなど)では築15年以内に再塗装で100万円、

築30年では全体的な取り替えで200万円~かかる

サイディング、タイルは目地の劣化のため、10~20年で30万円~必要

内装

クロスは10~15年くらいで剥がれや黄ばみがでる。2000円/㎡~

フローリング、クッションフロアはよく使う場所は劣化が進む。

15年くらいで交換費用 2万円/坪~

畳は20年くらいで交換

水回り

ガス給湯器は15年以内に交換 15万円~

キッチン、トイレ、ユニットバスなどは使い方にもよるが、30年くらいで交換するのが一般的。

 

住宅のメンテナンス費用、お金のかかる部位とは?

総合してみると、維持費がかかるのは・・

屋根や外壁などの外装材です!

 

長年雨風や紫外線にさらされていて

少しずつ劣化していまいますし、

 

内装などと違い、直さないと雨漏りなどが発生して

家全体が劣化してしまいます。

 

そうなると暮らしの質がどんどん下がることに・・

 

加えて、足場代としてプラスで30万円程度の金額が必要となります。

家の形状や立地によっては、

それ以上の費用を請求される場合もあります。

 

メンテナンス費用を抑えるポイントは?

維持費がかかるのは外装材ということから、

維持費を押さえるポイントは、ずばり、

維持費が安く済む外装材をえらぶこと

 

では、どんな外装材を選べば維持費が抑えられるでしょうか。

維持費のかかる外装材と比較してみます。

 

耐久性の低い(=維持費のかかる)外装材

・サイディングの外壁

15年くらいで再塗装をする必要があり、足場も入れると100万円~かかります。

また、目地のコーキングの劣化も見られます。

 

・スレート瓦(商品名:コロニアルなど)

最初は材料費の安いスレート瓦ですが、強度が低いので徐々にクラックが入ってきます。

やはり15年くらいで再塗装する必要があります。

メンテナンスしないと、雨漏りが発生し、ゆくゆくは葺き替えをすることになります。

 

・陸屋根(フラットな屋根)や屋上の防水層

木造の場合、ウレタン防水やシート防水、FRP防水といった工法が使われます。

どちらも耐久性は15年以内となります。

防水層に切れ目はないか、ルーフドレン(排水溝)にゴミなど詰まっていないか点検をして、

雨漏りが発生する前にトップコートの塗り替えをしておくと長持ちさせることができます。

 

長持ちする(=維持費のかからない)おすすめの外装材

・漆喰ベースの左官仕上げの外壁

・ガルバリウム鋼板(外壁・屋根)

・瓦屋根

 

これらの材料は、対候性が高いタフな素材です。

イニシャルのコストは高くても、

長い目で見るとメンテナンス費用が低く抑えられます。

 

漆喰のかき落とし仕上げの外壁。

50年以上の耐久性があります。

 

修繕のリフォームをするタイミングで

このようなメンテナンスが少なくて済む素材に変えることも可能です。

 

修繕工事で気を付けたいこと

古い家に住んでいると、

訪問してきたリフォーム会社の営業マンに

修繕のリフォームを勧められることも。

 

それがきっかけで家の状態に気付くのは良いことなのですが

1つの業者から指摘されたからと、いきなり高額なリフォームに踏み切るのは危険です。

 

もし、ご自分の住む家の状態があまり良くなかった、

それどころか雨漏りや外装材のはがれなど目に見える劣化があった。

 

こんな場合であっても

不安な気持ちで高額なリフォームを決めてしまうと冷静な判断が難しく、

結局は高い買い物になってしまうかもしれません。

 

 

高額なリフォームは家にとっては外科手術のようなもの。

 

まずは丁寧に点検をして、

悪いところはまとめて修繕するように計画するのがお勧めです。

 

 

少し手間はかかりますが、家全体の点検ができるような技術や実績がある、

信頼のおける工務店などに工事を頼むのが安全です。

 

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