【換気】新鮮な空気で室内を快適に!換気不足だと?効率よく換気するコツは?

快適な暮らしのためには、室内が「綺麗な空気」で満たされている必要があります。

 

綺麗な空気というと、あなたはどんな空気を思い浮かべるでしょうか?

工場のクリーンルームの中?

病院の集中治療室?

 

そういった特別にクリーンな環境もあることは確かですが、家の中ではそこまでは必要ありませんね。

窓を閉めて外の汚た空気を入れなければ大丈夫・・

 

ではありません!

 

実は、家の中の空気っていろいろと汚染されているのです。

 

この記事では、快適に室内で過ごすうえでとても重要な「換気」についてお伝えします。

効率良く換気をするためのチェックポイントも記載していますので是非ご活用ください!

室内の換気が必要な理由

換気の目的は家の中の汚れた空気を外の新鮮な空気と入れ替えることです。

 

外の空気って綺麗なの?と思う方もいるかもしれませんが、

よほど大気汚染のすすんだ地域や排気ガスの入る国道沿いなどでない限りは

外気の方がクリーンでフレッシュです。

(ただし、花粉やPM2.5の問題はあります)

 

では、家の中の空気汚染の原因はというと…

  • 木材に塗布された防カビ材やシロアリ駆除剤
  • ベニヤなど建材、壁紙、家具などに含まれる有害物質(接着剤や塗料)
  • 防虫剤や芳香剤などに含まれる有害物質
  • 畳に含まれる農薬や着色料
  • 寝具・カーテン・カーペットに含まれる防虫剤などの薬品

こんな発生源から有害物質が揮発しています。

 

政府の方でも問題は十分に承知していて、2003年からは建築基準法により室内の換気設備の設置が義務付けられています。

具体的には住宅の居間では換気扇を使って1時間で室内の半分以上の空気を入れ替えることが定められています。

この法改正は「シックハウス対策」と呼ばれています。

ちなみに、リフォームでも新築と同様の規定になっています。

 

こうしてみると室内の空気がいかに汚染されているかということですね。

 

高気密化が進む住宅

2003年に行われた「シックハウス対策」の法改正。

 

昭和の頃建てられた家というと隙間風が多く、自然に換気が出来てしまっていたのですが、

2003年当時では徐々に気密化が進んで隙間風による自然換気は期待できなくなっていました。

 

現在の2018年においては、家はさらに高気密になっています。

 

ですから、余計に換気で空気を入れ替えることは重要になってきています。

 

換気しないとどうなるの?換気不足の弊害は?

では、高気密な現在の住宅で換気不足だとどうなるでしょうか?

4つの弊害が予想されます。

 

1、「シックハウス」「アレルギー」の原因となる有害物質が家の中に溜まってしまう

「シックハウス症候群」に代表される家の中の有害物質による健康被害の問題は未だに後を絶ちません。

 

また、花粉やPM2.5も人や衣類、洗濯物と一緒に室内に取り込まれています。

 

換気不足だとこういった有害なものがいつまでも室内に留まることに。

 

2、湿気が溜まり、結露やカビ・ダニの原因となる

よほど雨降りの日でない限り外気よりも湿度が高いのが室内の空気です。

原因は人の出す水蒸気や料理、風呂、洗面などで出る水分、ファンヒーターや石油ストーブなどオープン型の暖房器具です。

 

窓の気密性が良くなったのはいいのですが、換気をしないと湿気がこもってしまいます。

 

水蒸気が室内に滞ると湿度が必要以上に上がってしまい、

結果として結露からカビたり、ダニが発生したり。

 

こちらもアレルギーの原因となる可能性大です。

 

3、ガスや灯油の暖房器具で酸欠になる恐れ

ファンヒーターや石油ストーブなどオープン型の暖房器具、また室内にあるガス給湯器などは

燃焼の時に酸素を使います。

外から空気を補給するために換気が必要です。

 

4、二酸化炭素中毒を引き起こす

高気密な家の場合は人の排出した二酸化炭素も問題になってきます。

 

人の多いイベント会場なんかで息苦しくなるのと同じように、家の中でも息苦しくなったり、頭痛がしたり。

特に小さい子どものいる家庭では気を付けたいポイントです。

 

住宅に付けられている換気の種類は?

換気の種類は換気扇だけではありません。

家の中を換気する方法は、大きく分けて2つです。

 

自然換気・通風換気

建物のスキマから風が入り換気を行うことを「自然換気」

窓をあけて風を通すことを「通風換気」

と呼びます。

 

どちらも電気など使わない方法です。

 

窓を開け、意図的に風を通すことが出来れば、エコで心地よい風を感じることができます。

 

機械換気

換気扇を使った換気方法が「機械換気」です。

 

第3種換気

住宅で最も一般的なのが「第3種換気」。

空気の出口だけにファンが付いているタイプです。

 

空気の入口には機械を使わない方式で、給気口のみが付いています。

(換気の義務のなかった古い住宅ではついていない場合も)

 

給気口は大抵は丸か四角で、壁紙と同系色の場合が多いです。

音もしないし目立たないので黙殺されて家具や収納で塞がれている場合も!

気密性の良い家だと綺麗な空気が不足してしまうので、ちゃんと空気が通るようにしておきましょうね。

 

第3種換気はコスト的にも安くできるので住宅用として普及しています。

基本的にトイレや洗面など、室内の臭気や湿気が発生する箇所から排気します。

 

第1種換気

高気密な住宅の場合は「第一種換気」を採用している場合も。

給排気ともに機械で行う換気方式で、安定した空気の制御が可能です。

 

基本的にはダクトで全室をつないで空気の入れ替えを行います。

給気(入って来る空気)を暖かくしたい場合、外気の汚れをフィルターで除去したい場合などに有効です。

 

設置費、電気代、メンテナンスとも第3種換気よりも費用がかかりますが、高性能なシステムです。

 

第1種換気は給排気ともに機械で行う換気なので計画的な換気が可能です。

安定して新鮮空気を供給しながら汚染空気を排気します。

 

効率良く換気をするためのチェックポイント

快適な暮らしに欠かせない「換気」。

 

効率良く換気を行うためには、

  • 家の中に常に新鮮な空気を入れること
  • 汚れた空気を速やかに排出すること

の2つのポイントがあります。

 

チェック1 汚れた空気はすぐに排出!

空気が汚れたり、水蒸気が発生する場所では必ず換気扇をまわします。

 

キッチンではガスコンロ、給湯器使用の時には必ずレンジフードを動かします。

洗面所・風呂・トイレの他、タバコの煙など室内にこもらないように。

問題となるのが、冬場の暖房でファンヒーターや石油ストーブなどを使う場合。

酸欠を防ぐためにも1時間に5分程度窓や障子を開けて換気をするようにします。

 

ガス機器や石油ストーブは燃焼させるために酸素が必要ですし、古い器具は不完全燃焼の恐れもあります。

不完全燃焼だと猛毒の一酸化炭素(CO)を発生させる恐れもあります!

寒い時期ですが換気をして、空気の入れ替えを心掛けてください。

 

チェック2 室内の給気口をふさがない

室内の給気口は忘れられがちな存在ですが、家具などで塞いでいないでしょうか?

 

また、フィルター付きの場合は洗ったり、交換したりといったメンテナンスが必要です。

 

忘れがちですが、

高性能なものほど目詰まりが早いので、ここも気を付けたいポイントです。

 

チェック3 風の入口、出口を意識して効率よく風を通す

窓をあけて「通風換気」をする場合です。

 

自然の風を通すには「入口」と「出口」が必要です。

違う方向についた2面の窓を開けるようにすると、家の中に風が通るようになります。

出典:衣服と住まいの健康学

 

効率良く風を通す窓の配置や設計のポイントについて書いています。

 

チェック4 24時間換気を有効に使う

2003年以降に建てられた家には24時間換気用の換気扇がついています。

 

古い家で隙間風が多い場合は問題が少ないですが、

ある程度高気密になり、窓も開けないような環境だと換気扇が頼りです。

 

24時間換気のフィルターが詰まってしまうと換気量が減る、その分電気代がかかるなど勿体ないことになりますので、

定期的なメンテナンスを心掛けてみてください。

 

換気扇と給気口・新築の場合のチェックポイント

効率良く換気を行うための、新築の場合のチェックポイントです。

 

一般的な第3種換気では、給気口、換気扇の位置をチェックします。

給気口、換気扇は部屋全体の空気が効率よく入れ替わるようになっているか
取り入れ口と換気口が近すぎるとその場だけの循環になってしまい、部屋全体の空気が入れ替わりません。

空気の出入口はなるべく対角線になるようにします。

 

給気口が家具で塞がれるような位置に来ていないか
部屋の隅だと家具や収納で塞がれてしまう可能性があります。フィルターのメンテナンスがし易い位置にあるかどうかもポイントです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。


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