風通しの良い家をつくる!「自然の風」を取り入れる5つの設計ポイント

心地よい「自然の風」を感じると爽やかな気分になりますね。

エアコンや空調機器と違いを感じるのは自然のリズムの中にある「ゆらぎ」のせいでしょうか?

 

実際に外気の通風のある家は冷房エネルギーの消費が減るので

快適さを保ちながら節電にもなります。

 

ただし!

家の中に心地よい風を取り込むためには、窓の配置や大きさに工夫が必要です。

 

そこで、この記事では家に自然の風を効果的に取り込むための5つのポイントをご紹介します!

1、窓を2面以上設ける

自然の風を取り入れるためには「入口」と「出口」が必要です。

 

空気の流れは下の図のようになります。

 

例えば窓を一か所しか開けない場合は③のケース。

奥の方まで風が流れていきません。

一番風を取り込む量が多いのは、「入口」と「出口」が対面にある場合です(図の①)。

 

また、方位の異なる面に「入口」と「出口」がを設けるのも部屋全体に空気が循環するので効果的です(図の②)。

 

もしマンションや密集地で窓が一面しか取れない場合も、

  • 室内の引戸や欄間から隣の部屋に風を通す
  • 廊下を介して他の部屋から風を流す

といった工夫をすると家の中に風を流すことが可能です!

 

この場合も風の「入口」と「出口」を意識してみてくださいね。

 

2、家の周辺に吹く風向きを知る

自然風を利用する場合、風が吹いてくる方向を知っているとうまく空気を取り入れることができます。

 

風が吹いてくる方向は、その地域に決まった季節に吹く風(卓越風)を調べるとわかります。

卓越風(たくえつふう、英語:prevailing wind)とは、ある一地方で、ある特定の期間(季節・年)に吹く、最も頻度が多い風向の風。

出典:Wikipedia

 

周囲が開けている場合は、風を取り入れたい春から夏、秋にかけての風の向きを調べてみると

窓の位置や形を決める手掛かりになります!

 

卓越風を調べるには?

環境庁のページから全国の卓越風のデータを見ることができます。

卓越風 風況マップ

 

季節ごとの風向きを知るのは難しいので役に立つ…

はずですが、あまりあてにならない面も(^^;

 

周辺に建物がある場合は外部の風速は低下し、風向きも安定しません。

塀や樹木なども風を遮る要因となります。

 

実際に家を建てるときに参考にする場合は

周りの細かな地形の影響を受けるのでこの通りにはならないというのが実感です。

 

このマップの風向きを参考にして、

近所の人や古くからその土地に住む人に風のことを聞くのが確実かもしれません。

 

住宅が密集している地域の場合

隣家が近いと窓を開けらる方向も限られてきますね。

 

そういった場合自然風の利用は難しい面があります。

 

でも、

地窓(壁の一番下に開けられた窓)や高窓・天窓を利用する

住宅のスキマから吹いてくる風が通るように窓を設ける

などの工夫をすれば、周囲の目線をずらしながら窓をあけることができます。

 

 

3、窓の高低差を利用する

住宅地で窓を開けられない場合にも有効なのが、家の中の高低差を利用する方法です。

愚弟的には、天窓や高窓(ハイサイドライト)の利用がこれにあたります。

 

暑い空気は上昇していきますので、下の方から取り込んだ空気が天窓から抜けていくようになります。

家の中で気流ができるような状態ですね!

 

吹き抜けや階段などを利用するとうまく縦方向の気流をつくることができます。

 

4、建物の外構を工夫する

住宅の周りに樹木や芝を植えると家に入る風の温度が下がります。

また、日射の照り返しや温まった地表からの熱も緩和されるので、窓からの熱の流入も穏やかになります。

 

一方で、窓の外にアスファルトや石張りのテラスなどがある場合は、熱い風が直接入ってきてしまいます。

家の外回りの気温が上がりすぎない工夫をしておくと、

外壁の温度や室内に入って来る風の温度まで変わって来ます。

 

熱帯化している最近の日本列島ではこんな暑さ対策も必要ですね。

 

5、窓を開ける工夫

夜間や留守の間などにも通風を取るためには、防犯を考えて置く必要があります。

 

窓側の対策としては、

  • 面格子
  • 通風できるルーバータイプのシャッター
  • ルーバー雨戸
  • 鎧戸

などがあります。

セキュリティーシステムとの組み合わせもできるので、

家全体で安全性損なうことのないようにご注意くださいね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。


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