和の住宅で美しく暮らす・土間空間がおしゃれに!おすすめ和風仕上げ

茶室や数寄屋、伝統的な日本家屋をヒントに

ワンランク上の美しい住宅をつくる方法

シリーズでお伝えしています。

 

五回目の今回のテーマは

「土間」です。

 

お屋敷の横に広い玄関土間、

昔の民家の仕事場だった土の土間、

和の建物にはいろいろな土間がありますね。

 

住宅の土間というと、玄関のたたきの部分の

畳一帖にも満たない面積だったりもしますが、

 

それでも土間の表情次第では

その場を”粋”な空間にすることも可能です。

 

今回は、数寄屋の土間の表現や

和風空間に似合う土間についてお伝えしていきます。

 

どうぞ最後までお付き合いください♪

民家の土間・武家の土間・数寄屋の土間

日本の伝統的な「土間」というと、

大きな農家の土間をイメージする人も多いのではないでしょうか。

広い土間は作業場として

農機具や魚を取る仕掛けの手入れをしたり、

炊事場としてかまどでご飯をつくったり。

また、うまやも一緒だったりと

眠る・食べる以外の生活には欠かせない空間でした。

 

このの床は土のように見えて、

土・砂利などににがりなどを混ぜて練り、つき固めた

三和土(たたき)という素材。

 

実は防水性があります。

 

 

おそらく水や火を使う作業は

防水性のい板の床の上では出来なかったのでしょうね。

それに対し、出入りだけのための現在のよう形の玄関は、

武士の中でも、位が上の家でしか

つくることが許されていなかったという歴史もあります。

 

封建社会の身分制度は絶対なんですね・・

 

玄関が自由な大きさで作れるようになり、

炊事やそのほかの家の中の作業も

たいてい床の上でできるようになった現代では、

 

おおらかな民家のイメージの三和土(たたき)の土間、

格調の高い、端正な石張りの玄関土間、

といった具合に

自分なりの和風空間が演出できる場となっています。

 

 

そして、情緒的で柔らかい雰囲気を好む茶室、数寄屋なんかでは

洗い出し仕上げが好んで使われていたりします。

 

 

この辺りも比べてみると面白いですよ!

和風空間に欠かせない土間の表情

日本家屋の玄関の土間はどんな表情をしているでしょうか。

伝統的な建物から見てみたいと思います。

 

こちらは玄関とそれにつづくポーチに正方形の瓦を敷き並べたもの。

床に敷くための、敷瓦という種類の瓦を使っています。

独特の色むらやわずかなゆがみが味をだしています。

 

玄関内から見るとこんな感じに、端正な印象です。

 

数寄屋の土間では左官仕上げのものも。

手前の縁側前から茶室までつながった土間は

細かい砂利を入れた洗い出しの一種で、

深草(ふかくさ)とも呼ばれる仕上げです。

やわらかで情緒を感じる表情です。

 

左官仕上げでも、タイルのように端正な目地を取ったという

めずらしい手法で仕上げられた土間玄関。

これも含め、桶川市にある近代数寄屋の建物「遠山記念館」では

すばらしい左官仕事をみることができます。

 

住宅に取り入れやすいおすすめの土間仕上げ

では、ここからは普通の住宅でも施工が可能で、

土間空間がおしゃれになる、おすすめの仕上げをご紹介します!

 

洗い出し仕上げ

もともとは和風のデザインですが、

和モダンな店舗やシックな住居にも似合う仕上げです。

目地が無いぶん、やわらかい雰囲気になりますよ。

 

やり方は、左官で土間を仕上げた後に、

 

砂利をまいておさえ、

 

そのあと洗って砂利を出します。

砂利の大きさや分量、どこまで洗うかで

表情が変わります。

 

砂利の形が出すぎると派手になるので、

あまり出すぎない方が上品です。

こちらは私の事務所の玄関ですので、

気になる方は見学に来てくださいね^^

 

数寄屋造りの建物を店舗にしています。

モノトーンの土間でも色のグラデーションで

こんなに豊な表現になります。

 

 

タイル張り

タイルを張る一般的な仕上げも、敷瓦風に仕上げると

粋な感じの土間空間に!

 

こちらは住宅の玄関。リフォームで施工しました。

 

同じようにタイルで仕上げた花屋さん。

色や張り方でシックな印象に。

 

石張り

御影石を張った玄関です。

 

小さい面積でも、格調の高い仕上がりとなります。

石というと高そうですが、実はこちらはホームセンターでお施主さんが買った中国産のものです。

 

結果、高級なタイルよりもリーズナブルになりました。

 

 

広い土間はおおらかに、狭い土間はきちんと作りこむと

それぞれの良さが活かせるようです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

次回もお楽しみに!


コメントは受け付けていません。